(組織風土診断)
この診断プログラムは、100項目のアンケートを従業員のみなさんに回答していただくことにより、組織風土上の課題を抽出し、今後の改善に繋げていくことを目的としています。
この診断プログラムは大きく分けて、以下の3つの機能を有しています。
(1)企業理念や労働環境など10カテゴリー×10問の質問により、組織が抱える問題点を
抽出することができます。
(2)役職毎などによる集計を行うことによって、経営者と管理職、一般社員など、階層によ
る問題意識のギャップを把握することができます。
(3)問題解決のためのシート類を作成することにより、組織風土向上に向けた具体的な行
動計画を立案することができます。
このプログラムを活用することによって、みなさんの組織の課題が抽出され、それが改善されることで、労使双方にとって素晴らしい職場環境が構築されることが期待されます。
[プログラムの概要]
全100問(10分野×10項目)の社員アンケートを実施し、それをプログラムに入力するだけで、その平均点や役職階層別の意識のズレなど、組織風土上の課題を抽出するためのデータが見やすいグラフなどで集計・表示されます。企業としてはこの結果を基にして、優先順位をつけて課題の解決に取り組むことで、労使が安心して職務に専念できる良好な組織風土醸成を進めることができます。
[プログラムの概要]
【組織風土診断プログラムの5つのポイント】
1)練りこまれた100項目の質問項目を設定
2)アンケート用紙を印刷・配布し、結果を数字で入力
3)役職別などで意識の差を見ることが可能
4)平均点のトップ10およびワースト10をランキング表示
5)グラフを多用したグラフィカルな診断レポート
[質問項目の内容]
組織風土診断ぴログラムでは10分野×各10問の計100問の質問を通じて、組織が抱える課題を明らかにしていきます。以下では各分野から2つづつ、代表的な質問を紹介しましょう。
分野1【企業理念・部門方針】
□会社の企業理念や経営方針は明確に示されている。
□上司から定期的に、部門の方針や計画についての具体的な説明を受けている。
分野2【職場の雰囲気・風土】
□職場の雰囲気は明るく、活気に溢れている。
□トラブルを抱えた同僚がいる場合、周囲の社員が自ら手を差し伸べるような雰囲気があ
る。
分野3【職場環境・ハラスメント】
□育児休業を取得することなどによって、仕事と育児を両立することができる職場である。
□会社は問題のある社員に対して、放置することなく、適切に指導を行っている。
分野4【コミュニケーション】
□上司や先輩は、若い社員を気に掛け、積極的に話しかけたり、相談に乗ってくれる。
□定期的に会議やミーティングが開催され、仕事を行う上で必要な情報の共有が行われ
ている。
分野5【上司】
□上司の指示は明快かつ的確で、仕事が進めやすい。
□上司は相談事項などについて放置することなく、タイムリーに判断してくれる。
分野6【人事制度・人事評価】
□現在の人事制度は、将来の自分自身の姿や仕事の状況をイメージすることができるも
のである。
□人事評価制度は上司の好き嫌いなどではなく、公平・公正に運用されている。
分野7【処遇・福利厚生】
□現在の賃金は、仕事内容や能力を前提に考えれば適正な水準である。
□当社の福利厚生制度には満足している。
分野8【業務の状況・過重労働】
□残業や休日出勤はそれほど多くなく、疲労感など身体的な負担はそれほど感じない。
□必要以上に仕事に忙殺されず、プライベートの時間とのバランスが取れている。
分野9【能力向上・キャリア】
□会社は、社員の成長を願い、真剣に人材育成・教育に取り組んでくれている。
□当社の社員教育は効果的に行われており、優秀な社員を多く育成できている。
分野10【総合】
□会社やいまの仕事に、誇りややりがいを感じている。
□自分自身が職場で必要とされていることを実感できている。
[組織風土診断実施の流れ]
このプログラムを使用して組織風土診断を実施する際の流れについてご説明します。
[Step1]集計区分設定
[Step2]アンケート配布
[Step3]アンケート回収・データ入力
[Step4]データ集計・重点課題の抽出
[Step5]組織風土改善計画の作成
[Step6]社員への結果報告と改善計画の発表
実施したアンケートの結果とそれに基づく重点課題およびその改善計画を社員に発表
し、労使一体となって、その改善を進めていきましょう。